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己の尾など他人は拭わぬ
手が届かぬか?
ならばそのまま朽ちて逝くがいい
手を延ばすのか
報われぬ覚悟も出来ているのか
されど結果、朽ちては逝くのだ
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異邦ドラッグ、
闇を裂くなら刹那る救いか?
…今更遅い
親交宗教、
救世主気取りの自尊カルトも人の数だけ存在
そこも真実か?
芸術にだけは裏切られたくない
芸術にだけは裏切られたくない
戦争…
血が意志を提議し
涙が全てを終わらせた
描くなら薔薇色
それもまた自我の一種だろうか?
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玄関を開けるとカナブンの死骸が井戸端会議
紫の空を群雄するコウモリの影法師
静寂を掻きむしる様なセミの金切り声
薄闇に隠れたカラスの皮肉
むせ返る程場違いなウグイスの十八番
物憂気なノラネコの母子家庭
極楽に巣まうクモは相も変わらず灰の空…
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偽物に埋没したまま開花を迎えるとは如何な心境か
しかし、本質すら実は蝉の抜け殻の様に脆く中身も伴ってはいない
真偽の判決結果と己の信念
どちらを選ばされてもその運命に宿る血が枯れる事は無い
実体も掴めぬ超現実
即ち、その解答は正解では無い代わりに間違いでも無い
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